基本的に客にはとやかく言う権利があるのでレヴューする。その1
こんにちは、デバドです。
執筆現在、やることが無いわけではないのですが、
ピンポイントでやることが無いので
手習いにブログを再開します。
公開できそうなネタもないので、
今回は、「基本的に客にはとやかく言う権利があるのでレヴューする」と題して、
最近見た映画や漫画、他にも買ってよかったものなどレヴューしたいと思ったものをレヴューしようかなと思います。
このタイトルの時は、ふざけて存在しないコンテンツを紹介したりとかはしないので、そういうつもりで見てください。そういうのを期待される方には帰っていただく。
容赦しない。これでも法学徒だぞ。
あと、誹謗中傷とか大きなネタバレはもちろんしないですけど、素人目線で結構好き勝手いうので苦手な人は一応注意してください。アマチュアならともかく、プロの作ったものに対しては客にはとやかく言う筋合いがあるので。
①映画「望み」(2020)
まあまあ普通。普通中の普通。偏差値50.00。
平穏な父母兄妹の4人家族が、兄の失踪を原因に分裂していく。彼はある少年殺人事件に関与している可能性が高く、加害者なのか被害者なのか……というストーリー。
少年事件というのが、身元の分かる被害者が一人見つかっていて、逃走中の少年が2人と被害者がもう1人いるという状況(基本全部ネット上のうわさ)。なんで被害者がもう1人いると噂レベルで分かっているのに、身元すぐにわからんのかというツッコみポイント。
お父さん(堤真一)と妹(受験生)(清原果耶)は、兄(岡田健史)が被害者であってほしい(加害者でいてほしくない)と思っている。(妹は受験や今後人生に傷がつくのを嫌がっているという理由)
のに対して、お母さん(石田ゆり子)は、加害者であってもいいからとにかく生きていてほしい、というご心境。
社会的には加害者と思われるから、家族が風当り強くて大変という描写。
堤真一と石田ゆり子という組み合わせはハマっていたと思う。泣くシーンで本当に泣いてるじゃんと思った(当たり前か)。
基本、息子に生きていてほしいという思いだけが先行している石田ゆり子が子供っぽく映るけど、そんなにうざったらしくなかった。それなりの年齢感と幼さが同時に石田さんのルックスに出ている。大人っぽく基本冷静に努めようとするお父さん。
最終的には何も生み出していない。みんなかわいそう。
あと全く関係ないけど、こういう「望み」みたいな、どんな辞書にも載っているような言葉をタイトルに選ぶ原作者ってすごいと思う。
もし僕が原作者だったら、望みと検索したら、サジェストに「望み 映画」か「望み 小説」って出てきてくれないと悲しい気持ちになると思う。一種、自身の表れかね?
この前、「早紀」みたいな、苗字もない結構一般的な名前の芸能人をなんかのエンドテロップで見かけて、世界に存在する”有名な早紀”を自分一人だけで背負う、他の誰にも譲らない、という気概を感じた。
②映画「キャッチミ―イフユーキャン」(2002)
まあまあ面白い。
天才詐欺師(レオナルド・ディカプリオ)対 警察(トム・ハンクス)の逃亡劇。
作品も古いからあまり言うことない。
感覚的になんとなくわからない部分があるというか、共感はできない。
③映画「騙し絵の牙」(2021)
とても面白いナリ。
出版社内のパワーゲーム。
営業出身の急進派専務(佐藤浩市)・出版革命家(大泉洋) VS 先代の御曹司(中村倫也)・保守専務(佐野史郎)という対立構造。
なんか難しいことをこのおじさんたちは自分の目的のために頑張っていて、主人公(松岡茉優)がちゃんと視聴者視点に立っているし、
おじさんたちのやりとりもこ気味良い~、一切の無駄がないという感じ
観客を気持ちよくさせるためのギミック100%。ラスト、松岡茉優が一撃与えるところも気持ちよさも、まあまあ。
ただ僕の脳みそでは、このテンポのムラが強すぎるパターンについていけない時間が出てくる。
④映画「佐々木、イン、マイマイン」(2020)
なかなかつまらない。けど、画面を見つめ続けることがなんとか可能という具合。
うだつの上がらない役者志望の男性(藤原季節)。高校時代の友人・佐々木(細川岳)の事をたびたび回想しながら、腐らず頑張ろう的な話?多分このあらすじが間違っていると思う。これと言って何にもならないような涙活映画?
多分、お芝居は出てる人は結構上手なんだと思うけど、出てくるキャラクターがことごとく友達になりたくない。性格が悪いとかではないと思う。
残念ですが、主人公が最も好きじゃ無さ過ぎる。アラサーのくせに女々しすぎる。女々しすぎてリアルにちょっとだけ声出してワロタ。コンビニでたばこ買うだけのシーンで年齢確認されて、キレ気味に、未成年に見えます?とか言っていて本当に同じ空気を吸いたくない。この拗ねて腐った感じが狙いなんだとは思うけど、感情移入ができなさ過ぎてきついと感じるのかもしれない。
おそらく30歳くらいになってから、かつ、面白さをもとめずに映画を見れるときに、ようやく楽しめる気がする。
⑤映画「one-piece film RED」(2022)
新しい映画!
監督か出演者か誰かが「新しい映画のかたち」みたいなことを言っていたけど
「映画館で音楽に専念して楽しむ」ということであってるか?という具合。
原作を正面から楽しんでいる人からするとツッコみどころが多すぎるため、ストーリーに集中していると、Adoが歌い終わっているという事態になる。
ので、そんなに複雑でもないから話半分で聞いているべきストーリー内容。何より某キャラが某ルルーシュ的な理不尽かわいそさ。(かわいそさ!? そさ!?!?)
曲でいうと、どの曲もすばらすぃーとなんですけど、個人的には「世界のつづき」がとくに好きです。
別のタイミングで書いているからなのかわからないけど、偏差値50君が一番分量が大きくなった。
ワロタ
(続く)