Colors Flying High
デバドです
あの〜
小学6年生の時のサワダくんの話をします
小学校って係活動って、ありましたよね
図書係とか給食係とか、大体1人1つくらい何かしらの仕事をさせられるやつ
ありましたよね
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担任の男の先生が、遊び心ある人で
係活動とは別に「会社システム」をクラスに導入していました
簡単に言うと、“任意の”係活動って感じです
いくつか会社ができました
その中に、お笑いの会社がありました
3人組の会社です
そのリーダーがサワダくんでした
サワダくんは爽やかな野球男子という感じで
“ハゲの亜星(ミキ)”ってイメージです
お笑いの会社が何をやるかと言うと
このトリオで帰りのHRとかでネタをやる、と言う感じです
要は、チョケ野郎の出しゃばり会社です
ちなみに3人組のお笑い会社がもう一つあって、そこのリーダーが僕でした
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サワダくんは何というか正統派な笑いの取り方というか、小学生に刺さりそうなギャグをたくさん創れる人で、元々の人気者の感じをそのまま活用していました
他の2人も陽の人だし、言うならば、
6年1組のサイバーエージェント
HR時のネタ披露のときも、毎回当然のように大ウケでした
百人一首をもじった歌ネタとかやってました
一方で、当時の僕はシュール系と言いますか、ツッコミが存在しないお笑いをやらしてもろてまして、
まぁ小学6年生のお笑いスキルでそのタイプでウケを取れるわけもなく、
有難いことに、めちゃくちゃスベりまくさしてもらってました
本当に、有難い。
6年1組の、独立系IT企業(創業50年、公式Twitterがある)
超スローでのケンカみたいなコントをやってました(おもんな)
そんで、オチが見えないから当然のように滑ります
無理矢理笑いどころ作るために、
3人で一斉にこれをやります
それでもスベったら、
『すいませんでしたー‼️‼️』
と言いながら3人で土下座をします
(大抵ここまですれば笑いが取れます)
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ただサワダ社にも弱点があって
サワダのワンマン経営がよく指摘されてました
サワダの一人回し
今考えても小学生で簡単にできることじゃないんですよね
それで、サワダくんもそれを感じたのか、会社の垣根を超えてコラボする回をセッティングしました
サワダ社の3人、
サワダ社の人と仲が良い2,3人、
そして僕の会社の3人
声かけられた瞬間はさすがに身体熱くなりましたよ
まあ仕方ない、力貸したりましょうかね
みんなで練習します
ネタはサワダくんが考えます
コント「手術」
サワダくんがメインの医者、周りのみんながサポートする構図となって、サワダくんが周りのボケにツッコんでいきます
そんで、僕
椅子を3,4個長く並べて、そこに寝かせられました
まさかの患者役です、これはアツくないですか❗️
相当信頼されてるんじゃないかな
台本が配られます、みんなで大まかな展開を確認していきます
ワシ、寝てるだけで台詞ゼロやないがえ‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️
変な関西弁もどきみたいなのが出てしまいました
練習中に無理やり、アドリブで患者なりにボケたら、
サワダが「面白い」っつって採用してくれました
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小学校の卒業後、僕とサワダくんは別々の中学校に進みました
ある時、近所のイオンに行ったときにサワダに偶然会いました
サワダはアパレル店から出てきたところでした
白無地のTシャツの上から黒のベストみたいなのを着ていて
「おしゃれで大人っぽいな~」と思ったんですが、
相変わらず野球部で、
完全に中一のハゲの亜星が無理やりおしゃれしてる状態になってました
この状態の亜星、絶対に面白くない
この時初めてワシの面白さがサワダの面白さを上回ったと感じました。(正確にはサワダの面白さが低減して、彼我間で相対的に僕が上回った、と感じた)
まぁまず当時ミキも亜星も世に出てきてないですけど
まぁまぁ、12歳13歳当時の僕はそういう思いを持ったのでしょうけど、
人には人の面白さがあります
否定は無駄です
全ての人に「嫌い、好きじゃない」と叫ばれるオモシロは存在するのでしょうか
正統派ギャグもシュールスベリ芸も受け入れましょう
You can rule the world with colors flying high
You can't lose with your colors flying high
(ゲーム「P5R」内楽曲より引用)
緑でも青でも、赤でも白でもいい
あなたの個性をはじけさせよう
就活苦戦中の僕より
さようなら